車中泊は車さえあればテントの設営が必要なく、無料で旅行先に泊まれるメリットがあります。

しかし、初めて車中泊をする人や、キャンプの経験がない場合「そもそも何を準備すればいいんだろう?」「何に気を付ければいいんだろう?」という悩みを抱える人も多いでしょう。

本記事では、初めて車中泊をする人が用意するべきものや守るべきルール、必要な心構えを解説していきます。

この記事を読めば、車の中でも快適に過ごせて、自分だけでなく周りの人にも配慮した車中泊ができるようになります。

「旅行先で快適な車中泊をして一日の終わりと始まりを充実させたい!」という方はぜひ本記事を最後までご覧ください。

北海道で四季それぞれの時期に車中泊をした筆者が必要な情報をお届けします。

この記事でわかること

  • 車中泊での必須用品

  • 車中泊であると便利なグッズ

  • 車中泊時の注意点

車中泊に必要なもの4選

本章では車中泊で使うものの中でも特に用意するべき優先度が高いものを解説します。睡眠や旅の質を向上させるために具体的に用意するものは以下の4つです。

  • 寝具(寝袋やエアベッド)

  • ドアカーテン

  • ポータブル電源

  • 光源(ライトやランタン)

ホテルのような施設で泊まる場合と異なり、車中泊ではすべての道具を自分で用意する必要があります。車中泊で用意する物をそれぞれ解説します。

寝具(寝袋・エアベッド・電気毛布)

車中泊をする際にも日常生活で睡眠をとるときと同じく寝具が必要です。

車の座席で寝る時、家のベッドよりも固い寝床で寝るため、寝心地の悪さを感じ途中でおきてしまうことも少なくありません。翌日に疲労感を感じさせないためにも、睡眠の質を上げる工夫が必要です。

エアベッドは、空気の注入量を調整して膨らませるため、注入量を加減して寝床を低反発化させられます。後部座席を折りたたむとスペースが足りなくなる場合は、前後の座席の角度を調整して前座席にエアベッドと足をのせるようにすると寝心地を確保できます。

寝袋にはファスナーがついているので、暑い時期には寝袋のファスナーを下げて掛布団の代わりに、エアベッドを敷布団にすると暑さによる寝苦しさも軽減可能です。

また秋から春の冷える時期は、低温に備えるために電気毛布を用意しましょう。電気毛布にくるまって寝袋のファスナーを上げれば、体の冷え込みを抑えられます。

睡眠の質や温度の管理を心がければ適切な睡眠時間の確保と安全運転にもつながります。旅行を安全に楽しむために寝具の用意が大切です。

ドアカーテン

車中泊をする時には車のドアに取り付けできるカーテンも必要です。

ドアカーテンは睡眠の質を確保する他に、外部から車内の様子を見えなくしてプライバシーを保護する役割もあります。

夏であればドアにかぶせる網戸を使用すると熱中症の予防とプライバシー保護の役割を両立できます。ただし、一般的な自宅で利用するカーテンほどの遮光性は有していないので、宿泊する場所で使用される街灯の光度や気温に応じて使い分けるとよいでしょう。

ドアカーテンが設置されていると車内での安心感も格段にアップし、 防犯効果も期待できます。

商品に記載されている取り付け方をよく読み、正しい用途で使用しましょう。

ポータブル電源

電源を確保できない車中泊ではポータブル電源の用意も大切です。通常車内ではエンジンを切ってしまうと電源の確保ができません。

ポータブル電源があれば、エンジンを切った後でもスマホの充電や電子機器、 電気毛布を使用する際の電気の確保が可能です。

また、電気ケトルやポータブルオーブンなどの電気を用いる調理器具の使用が可能になり、現地で購入した肉や野菜を鮮度が高いうちに食べられます。調理での使用も想定する場合は、大容量のものを購入するとよいでしょう。

ポータブル電源は運転している間はシガーソケットを利用して充電でき、エンジンを止めた後はコンセントプラグやUSBプラグなどに接続し様々な電子機器を利用できる利点があります。

ポータブル電源を用意すればより楽しく、より快適に車中泊を楽しむことが可能です。

光源(ライトやランタン)

車中泊ではライトやランタンのような光源が必要です。夜の車内では街灯の光だけでは車内で行動するのに十分な明るさを確保できません。

ライトやランタンを用意すれば、スマートフォンを使用する際に発生する目の負担を軽減でき、座席の下に置いた荷物をすぐに見つけられます。

ライトやランタンは太陽光充電式やUSB充電式のものがあるので、見た目の好みや給電方法から選ぶようにしましょう。

視界・安全面の確保のためにも、ライトやランタンの用意は必須です。

車中泊を便利にするグッズ

車の中は荷台や人が乗れるスペースがあるとはいえ、収納や利便性など屋外キャンプに劣る部分があります。しかし、便利グッズを使えば、屋外キャンプにも劣らない利便性を獲得できます。

本章では、車内で生活する時の収納スペースや生活する時の利便性を大きく引き上げるグッズを紹介します。今回紹介するのは以下の3つです。

  • 車内用テーブル

  • 突っ張り棒

  • ゴミ箱

これらのグッズを用意すれば、車内でも充実した時間を過ごせます。それぞれ見ていきましょう。

車内用テーブル

車内用テーブルは用途に応じて適切なサイズのものを用意しましょう。旅行先で買った駅弁やテイクアウトした料理を置く時や、パソコンを置いて作業する時に安定して設置できるスペースを確保できるためです。

車内用テーブルは種類が3つあります。

  • 前座席のヘッドレストアームにかけて使用するもの

  • ドリンクホルダーにはめて使用するもの

  • ハンドルにかけて使用するもの

何人が乗るか、どのくらいのサイズがいいか、ドリンクホルダーの機能が必要かを考慮して選ぶとよいでしょう。

収納スペースを広げることもできるので車内用テーブルを用意するのがおすすめです。

突っ張り棒

突っ張り棒は車内の収納スペースを拡張できます。ドアの上にあるアシストグリップに引っ掛けて使用すると、座席の上だけでなく車内の天井付近にも収納スペースを作れ、社内の限られた空間でも整理整頓が可能です。

また、突っ張り棒にS字フックを引っ掛ければランプやティッシュを吊るせます。さらに突っ張り棒を二つ用意して上にネットをかけると車内の天井に小物を収納できるスペースの作成も可能です。

車中泊で快適に過ごすためには、収納スペースの確保が重要です。突っ張り棒を利用すれば、あなたの車の収納スペースを広く、快適にできるでしょう。

ゴミ箱

車中泊で発生したごみは自分で処理のが車中泊をする上でのマナーです。そのため、車内で使用できるゴミ箱を用意しておきましょう。

ごみをパン袋やビニール袋などにまとめておく方法もありますが、まとめた場合帰宅した後で仕分ける作業が必要です。ごみを仕分けられるタイプのごみ箱を用意すると、仕分け作業をする手間が省けて楽になります。

宿泊先の衛生面やマナーを守るため、ごみは自分で捨てるようにしましょう。

車中泊をする時の注意点

車中泊では道の駅やパーキングエリアを使用して宿泊するパターンが大半です。それらの施設を使うにあたって忘れないでほしいのは、「パーキングエリアや道の駅を使わせてもらっている」という意識です。

休みの日で開放的な気分になっているからと言って好き勝手に過ごしていては、他の人に迷惑が掛かったり、当該施設での車中泊の規制や禁止に繋がってしまいます。

道の駅を利用している一般客のためにも、車中泊を楽しみたい自分自身のためにも、以下のルールをしっかり守るようにしましょう。

宿泊予定地に着いたらエンジンを切る

車中泊では目的地に着いたらエンジンを切りましょう。エンジンの駆動音によって周りの車や人に対し迷惑が掛かってしまいます。さらに、道路交通法の「停止措置義務違反」にも抵触してしまうためです。

また、エンジンを掛けたまま車を動かさずにいると、以下のリスクがあります。

  • ガス欠

  • エンジンの劣化

  • バッテリー上がり

上記は車の寿命を縮めることにもつながります。

自分のためにも、周りの人のためにも、車を停車させたらすぐにエンジンを切るようにしましょう。

プライバシーを守る

プライベートな時間に他人を巻き込むのはマナー違反です。車の窓を覆い、電話をしたり音楽を聴いたりする場合は音が漏れないようにしてプライバシーを守るようにしましょう。

プライバシーを守ることで、車内でリラックスした時間を過ごし、車を離れている間や無防備になる時間での防犯につなげられるからです。

プライバシー保護の手段としては、以下の方法があります。

  • 車の鍵をかける

  • 前後の窓にサンシェードをかける

  • ドアカーテンや網戸を設ける

ただし、プライバシーの保護を優先して車を密閉状態にすると一酸化炭素中毒になる恐れがあるので後部ドアに錠をかける、網戸を用意するなどの方法で空気の通り道を作るとよいでしょう。

着替えや寝ている状態などの無防備になっている状態を晒さないことは日常だけでなく車中泊をする時でも重要です。

カーテンやサンシェードをうまく利用してプライバシーを守るようにしましょう。

車外でのキャンプ行為はしない

車中泊での過ごし方は基本的には自由ですが、あくまで車の中でキャンプ行為を完結させるようにしましょう。

車の外でバーベキューをしたりテーブルを設けて食事をしたりといった車外でのキャンプ行為は、マナー違反です。

車外でキャンプ行為をすれば、ごみの散乱のリスクが高くなり、衛生面・環境面で悪影響が出るためです。また、本来駐車スペースである場所で椅子やテーブルを使用してしまうと他の人が車を停めるスペースがなくなってしまいます。

車中泊は非日常を楽しむ行為です。しかし、非日常を追及して他人に迷惑をかけることがあってはいけません。あくまで車の中で楽しむことを原則として、車中泊を楽しむようにしましょう。

準備を整えマナーを守って車中泊を楽しもう

車中泊は車内のスペースを最大限に活用し、さまざまな道具を利用して、屋外での宿泊と旅行を両立して楽しめる手段です。

車内空間を快適に保ちつつ、他の方の迷惑にならないようマナーを守ることが車中泊を楽しむために重要です。

この記事を参考に必要なものを準備し、マナーを守りながら安全・快適に車中泊を楽しんでみてくださいね!