歴史系YouTube台本の制作実績

平清盛の台頭から壇ノ浦までを描いた対話形式の台本も公開しています。

「平家の栄光と没落」を読む →

日本史は、過去の出来事を深く狭く掘り下げていく科目です。一方、大学受験の時は出題される時代区分がランダムになっているため、「広く、深く」を求められる科目でもあります。

実際に勉強をしていると、「単語の名前が長くて覚える気力が湧かない」「年表を覚えられない」といった悩みにぶつかることもあるでしょう。

本記事では、日本史を勉強する時に覚えやすい学習方法や、勉強が効率よく進めるための教材を解説します。

この記事を読めば、日本史の勉強を効率化する方法がわかり、苦手意識も薄れていくでしょう。

4年間大学で歴史学を専攻した筆者が必要な情報をお届けします。

この記事でわかること

  • 日本史の効率的な勉強方法

  • 日本史の勉強に役立つおすすめ教材

  • 日本史を勉強する際の注意点

日本史の効率的な勉強方法


日本史は出来事の流れと因果関係の把握が重要な科目です。日本史の内容を効率的に覚えるために、本章では以下の勉強方法を紹介します。

  • 人・場所・物事・年代を紐づけた図を作る

  • 大筋の流れを覚えてから細かい部分を覚える

  • 問題集や過去問を繰り返し解く

効率的な勉強方法と言っても一度勉強すれば覚えられるというものではありません。本章の内容を踏まえ覚えるまで繰り返しやるようにしましょう。

人・場所・物事・年代を紐づけた図を作る

日本史を学習する時は、重要な語句同士のつながりを意識できるような図を作るのがおすすめです。日本史は暗記する単語が多く、難しい言葉も多く出てくるため、ただ教科書を読んで覚えていくだけでは限界があります。

その解決策として、教科書で太字で書かれている単語を線で結び、番号を振って単語同士にどのような関係があるのかを書いていく方法を取り入れてみましょう。

単語同士のつながりを意識しやすくなり、流れが自然と頭に入ってきます。

ただし、あまり図を複雑にするとわかりづらいものになってしまうので、一つの図に書き込むのは10単語程度にして作るのがおすすめです。

日本史は暗記が大事ですが、語句同士のつながりを意識することが大切な科目でもあります。自身で図を作り語句の関連性を明確にして覚えていきましょう。

大筋の流れを覚えてから細かい部分を覚える

日本史を学習する時、まず大まかな出来事を優先して覚えるようにしましょう。

歴史の大筋を覚えてから細かい出来事を把握していくと、歴史上の物事の因果関係を掴みやすくなるためです。

細かい出来事を覚えることも重要ですが、最初から一つひとつを掘り下げていくと前後関係があやふやになってしまうリスクがあります。

特に近現代は大筋の流れが複雑になっているので、まずは大筋の流れを覚えることを心がけましょう。

大まかな流れが理解できると、1つの出来事を掘り下げた際も、前後関係を整理し理解しやすいです。

問題集や過去問を繰り返し解く

授業内容を大まかに理解できた後は、問題を繰り返し解いていきましょう。

人間の脳は、アウトプットを行うことで知識が定着しやすくなるようにできています完全に理解できている状態でなくても、問題を解いて見直すことを繰り返せば自然と知識が定着してきます。

最初のうちは一問一答形式で単語の意味を理解できているかを確認します。その後、単語の理解が進んだ後で文章問題を解いていくと、試験で文章の穴埋め問題や論述型の問題が出てきた時に対応できるようになっていきます。

日本史の勉強に役立つ教材一覧

日本史は単語の意味や単語そのものを覚えることが難しく、単語同士の因果関係も理解しなければならないため、参考書の文章を読んで丸暗記するだけでは理解が難しい側面があります。

しかし、学校で配布される教科書以外の教材も使用すれば、学習の理解を深められます。以下では筆者おすすめの日本史の勉強に役立つ教材を紹介します。

  • 教科書&資料集

  • 山川一問一答 日本史

  • 漫画(概説型)

それぞれみていきましょう。

教科書&資料集

日本史の予習・復習の際には必ず教科書を使うようにしましょう。大学受験を除けば、試験で授業内容から外れた内容の問題を出題することはないからです。

教科書では定期試験で出てくる単語は確実に記載されています。資料集ではそれぞれの年代で作られた芸術品や、年代ごとの出来事を理解できる絵画や写真が記載されています。

仏像は姿形が似ているものが多いので写真をしっかり確認して試験に臨むようにしましょう。

山川一問一答 日本史

山川出版社で刊行している『山川一問一答 日本史』は、試験前の勉強の必需品と言えるでしょう。山川出版社は、学校で使われる日本史の教科書を出版している会社であり、高校で習う単語や流れについて他社よりも具体的に書かれています。

教科書に太字で書かれている単語や試験で頻出する単語は赤文字で記載されているので、どのような語句が試験でよく出るのか把握しやすい点が魅力です。また、書籍に同封されている赤ペーパーで答えを隠して暗記もできます。

日本史は繰り返し問題を解いて単語を覚えていくことが大切な科目です。そのため試験で頻出する単語を網羅している『山川日本史 一問一答』は非常におすすめです。

漫画(概説型)

日本史の学習では漫画を用いることも効率的です。本記事を読んでいる人の中には「なぜ漫画なのか」と思う人もいるかもしれません。

人間の脳は文字の羅列による情報よりも、イラストや写真のように視覚的なイメージや実像を捉えやすいものの方が記憶として定着しやすいです。そのため、日本史のように流れや単語を記憶する強化では漫画は非常に有効です。

また、漫画はストーリーが仕立てられているため、歴史上の出来事の前後関係を捉えやすく、教科書の文章や年表を見ている時にあやふやになりやすい部分の整理がしやすいです。

小学館で出版している『学習まんが 日本の歴史』シリーズ(全20巻)は、法律や条約、外国との関わりの増加によって、記憶の難易度が上がる近現代の解説に力を入れているのでおすすめです。

日本史は物語性の強い科目で、ストーリーを目で追う漫画との相性が良い科目です。因果関係や出来事の順番の整理に困った時、概説型の歴史漫画は非常に効果的な教材として機能します。

日本史を勉強する際の注意点

日本史が難しいといわれる理由として、必要な情報量の多さや語句自体の難解さ、そして間違った勉強方法をしていることが挙げられます。

本章ではそんな日本史を勉強する上での注意点について解説します。

  • 一気に覚えようとしない

  • 単語の羅列を覚えようとしない

  • 近現代を放置、後回しにしない

今の自分に当てはまる場合は早めに勉強方法の修正を意識しましょう。

一気に覚えようとしない

日本史を勉強する時、一夜漬けのように一気に語句や資料を覚えるやり方はおすすめできません。

難しい単語や外見の似ている資料が多数出てくる日本史の授業内容を、一気に覚えようとすれば頭が煮詰まってしまうためです。

教科書や資料集、自分で作ったノートや図の内容を覚える時は、少しずつ確実に、わからなかった部分は繰り返し見直して覚えることで、記憶が定着していきます。

日本史に限らず他の科目でも一夜漬けで覚えるやり方は推奨されませんが、日本史は因果関係を覚えることが重要になる性質上、暗記系科目の中でも一夜漬けが通用しづらい科目です。

繰り返し問題を解いて少しずつ覚え、記憶を定着させることを心がけましょう。

単語の羅列を覚えようとしない

日本史の授業で出てくるさまざまな単語を覚えること自体は重要です。

しかし、日本史は流れを覚えることが重要なので、単語をノートに書き連ねて覚えるやり方は非効率的です。

教科書に出てくる重要語句はページの端や資料集に言葉の意味や概要が書かれているので、単語と意味・概要はセットで覚えるようにしましょう。

また、概要を調べているときに聞き慣れない単語を見たときは、あらかじめ調べておくとよいでしょう。

近現代を放置・後回しにしない

大学受験で受験科目に日本史が含まれている場合、近現代に関する内容は学校の授業の進捗に関わりなく、早い段階で勉強することを心がけましょう。

近現代は日本史の授業の中でも終盤に履修する部分ですが、古代から中世までの内容に時間を掛け過ぎて近世・近代が駆け足気味になったり、学校によっては戦国時代まで終わらずに受験シーズンを迎えることもあるためです。

しかし、近年の大学受験では近現代史の問題が頻出する傾向にあり、学校で習った範囲を集中的に勉強していると近現代史の部分で大幅に点数を落とすリスクがあります。

定期テストの点数を稼ぐことはもちろん重要です。しかし、そちらに気を取られて肝心の大学受験で点数を落としてしまっては本末転倒です。

近現代史の部分は自発的に勉強し、受験を有利に進められる状態を心がけましょう。


日本史の勉強は繰り返し関係性の把握が重要

日本史は難しい意味を持つ言葉や長い単語、似た名前の人物が多く、苦手意識を持たれやすい科目です。

しかし、語句や流れの整理、物事の関係性の把握をしっかり行えばわかりやすい科目でもあります。一回で全てを把握しようとせず、繰り返し学習を重ね、流れや関係性を把握していきましょう。

この記事を参考に、効率的な勉強方法と自分に合っている教材を見つけて、目標の志望校の合格や科目成績の高評価獲得を目指して頑張りましょう。