歴史系YouTube台本・シナリオ制作

制作概要

歴史を身近に感じられる対話形式の解説シナリオ。平家の栄華と没落を、現代の組織や人間関係になぞらえながら展開しています。

掲載内容:20分版・全728字幕。魔理沙と霊夢の会話本文を、元台本の字幕順・改行・表現を維持して掲載しています。

オープニング

魔理沙字幕 1総資産数十億円レベルの 超絶勝ち組一族が

魔理沙字幕 2たった数年で 全滅したらどう思う?

霊夢字幕 3え、なにそれ!?

霊夢字幕 4無敵の無双状態 だったんじゃないの!?

魔理沙字幕 5かつて平家じゃなきゃ 人じゃない

魔理沙字幕 6とまで言い切った 一族がいた

魔理沙字幕 7それが平家だ

魔理沙字幕 8だが彼らは武力ではなく ある信じられないポカで

魔理沙字幕 9自滅したんだ

霊夢字幕 10ポカって…?

霊夢字幕 11普通に源氏との戦で 負けたんじゃないの?

魔理沙字幕 12いや戦う前の選択の時点で すでに詰みに向かっていた

魔理沙字幕 13今日はその栄光と没落を 最初から

魔理沙字幕 14順番に追いかけるぞ

霊夢字幕 1530年で 全部終わっちゃうんだ…

魔理沙字幕 16しかも最後まで見ると 勝った源氏のほうがもっと

魔理沙字幕 17悲惨だと分かる

霊夢字幕 18えっ、勝ったほうが?

魔理沙字幕 19それは最後に話そう

第1章 平家とは何者だったのか

魔理沙字幕 20まずは平家がどこから 来た一族なのかを

魔理沙字幕 21押さえよう

霊夢字幕 22どこからって 昔から偉い

霊夢字幕 23人たちじゃないの?

魔理沙字幕 24いや もともとは天皇の子孫だ

霊夢字幕 25ええっ、皇族だったの!?

魔理沙字幕 26平安時代 皇族が増えすぎて

魔理沙字幕 27国の予算では 養いきれなくなった

魔理沙字幕 28そこで平や源という姓を 与えて臣下に下ろしたんだ

霊夢字幕 29皇族から のリストラみたいだね…

魔理沙字幕 30家を出された彼らは 地方へ下って自分の

魔理沙字幕 31土地を開いた

魔理沙字幕 32そして土地を守るために 武装した

霊夢字幕 33それが武士の 始まりってこと?

魔理沙字幕 34そのとおりだ

魔理沙字幕 35なかでも伊勢 いまの三重県に根を

魔理沙字幕 36張ったのが伊勢平氏だ

魔理沙字幕 37清盛の祖父と父は この伊勢平氏の当主だった

霊夢字幕 38じゃあ最初から 大物だったんじゃない?

魔理沙字幕 39それが違う

魔理沙字幕 40当時の武士は 貴族から

魔理沙字幕 41見れば番犬のような 扱いだった

霊夢字幕 42えっそんなに下に 見られてたんだ

魔理沙字幕 43清盛の父 忠盛には

魔理沙字幕 44こんな話が残っている

魔理沙字幕 45出世した忠盛を妬んだ 貴族たちが

魔理沙字幕 46宮中で闇討ちを 計画したんだ

霊夢字幕 47いきなり物騒すぎない!?

魔理沙字幕 48それを察した忠盛は わざと刀をちらつかせて

魔理沙字幕 49見せた

魔理沙字幕 50だが実は それは銀紙を貼った

魔理沙字幕 51木刀だった

霊夢字幕 52ハッタリで切り 抜けたんだ…!

魔理沙字幕 53力でなく頭で勝つ

魔理沙字幕 54この父の血が のちの清盛に受け

魔理沙字幕 55継がれていく

霊夢字幕 56そもそも なんで武士なんて

霊夢字幕 57必要になったの?

魔理沙字幕 58都の外には 法の届かない場所が

魔理沙字幕 59広がっていたからだ

魔理沙字幕 60盗賊が出ても 朝廷の役人は

魔理沙字幕 61守ってくれない

霊夢字幕 62じゃあ自分で 守るしかないんだ

魔理沙字幕 63そのとおり 土地を持つ者が自分で

魔理沙字幕 64武器を取った

魔理沙字幕 65やがて腕の立つ家の下に まわりの小さな家が

魔理沙字幕 66集まっていく

霊夢字幕 67会社が大きくなっていく 感じだね

魔理沙字幕 68こうして各地に武士団が 生まれた

魔理沙字幕 69そして彼らが 求めたものは

魔理沙字幕 70最初から一貫していた

霊夢字幕 71土地を守ってもらうこと?

魔理沙字幕 72そうだこの一点だけは 800年変わらない

霊夢字幕 73平家って 京都のどこに住んでたの?

魔理沙字幕 74鴨川の東側 六波羅と呼ばれた一帯だ

魔理沙字幕 75ここに一門の 屋敷がずらりと並んでいた

霊夢字幕 76どれくらいの 規模だったの?

魔理沙字幕 77平家物語によれば その数は5千を超えたと

魔理沙字幕 78書かれている

霊夢字幕 795千!?ひとつの街じゃん

魔理沙字幕 80もちろん数は盛られている 可能性がある

魔理沙字幕 81だが一門だけで 街ができるほど

魔理沙字幕 82膨らんでいたのは確かだ

霊夢字幕 83増えすぎると まとまらなくなりそうだね

魔理沙字幕 84いい指摘だ

魔理沙字幕 85組織が大きくなるほど 下の声は上に届かなくなる

魔理沙字幕 86この問題が のちに平家の

魔理沙字幕 87命取りになっていく

霊夢字幕 88そういえば 清盛ってどんな

霊夢字幕 89人だったの?

魔理沙字幕 90実は 生まれからして謎がある

霊夢字幕 91謎って?

魔理沙字幕 92清盛は忠盛の 子とされているが

魔理沙字幕 93実の父は白河院だという 説があるんだ

霊夢字幕 94えっ、上皇様の子ども!?

魔理沙字幕 95白河院が寵愛していた 女性を忠盛に下げ渡したと

魔理沙字幕 96伝わっている

魔理沙字幕 97そのときすでに 身ごもっていたという話だ

霊夢字幕 98それ本当なの?

魔理沙字幕 99確かめる方法はない

魔理沙字幕 100ただ武士の子が異例の 出世をした理由としては

魔理沙字幕 101語りやすい

霊夢字幕 102出世が早すぎたから そういう噂が

霊夢字幕 103立ったのかもね

魔理沙字幕 104いい見方だ

魔理沙字幕 105歴史では 噂が生まれた理由を

魔理沙字幕 106考えると当時の空気が 見えてくる

霊夢字幕 107それだけ 武士の出世があり

霊夢字幕 108得ないことだったんだね

第2章 清盛、武士で初めて頂点に立つ

魔理沙字幕 109さてここから 主役の平清盛が登場する

魔理沙字幕 110清盛が家を継いだころ 都では天皇家と摂関家が

魔理沙字幕 111真っ二つに割れていた

霊夢字幕 112えっと天皇家の中で ケンカしてたってこと?

魔理沙字幕 113そうだ、兄と弟 父と子が

魔理沙字幕 114それぞれ別の陣営について 睨み合った

魔理沙字幕 115そして貴族たちは 自分では戦えないから

魔理沙字幕 116武士を雇った

霊夢字幕 117自分でやらないんだ…

魔理沙字幕 118この戦いで清盛は勝ち 組についた

魔理沙字幕 119これが1156年の 保元の乱だ

魔理沙字幕 120そのわずか3年後 今度は武士同士の

魔理沙字幕 121決戦が起きる

霊夢字幕 122今度はどこと戦ったの?

魔理沙字幕 123相手は同じく武士の 名門だった源義朝

魔理沙字幕 124清盛はこの戦いにも勝ち 源氏の棟梁を討ち取った

霊夢字幕 125じゃあ源氏はここで 終わりじゃないの?

魔理沙字幕 126普通ならそうなる

魔理沙字幕 127ところが清盛は 義朝の子どもたちを

魔理沙字幕 128殺さなかった

魔理沙字幕 129継母に泣いて頼まれたと 伝わっている

霊夢字幕 130情にほだされちゃったんだ

魔理沙字幕 131こうして13歳の少年が 伊豆へ流された

魔理沙字幕 132その名を、源頼朝という

霊夢字幕 133あっ ここでつながるんだ…!

魔理沙字幕 134この判断が20年後 平家を滅ぼすことになる

魔理沙字幕 135だが当時の清盛に その未来は

魔理沙字幕 136見えていなかった

魔理沙字幕 137敵がいなくなった清盛は ここから一気に駆け上がる

霊夢字幕 138このときは誰も 20年後なんて

霊夢字幕 139想像してないよね

魔理沙字幕 1401167年 ついに太政大臣に就任する

霊夢字幕 141太政大臣って どれくらいすごいの?

魔理沙字幕 142いまでいえば 総理大臣より

魔理沙字幕 143上の名誉職だな

魔理沙字幕 144しかも武士の身分から 昇りつめたのは

魔理沙字幕 145清盛が初めてだ

霊夢字幕 146番犬扱いされてた一族が トップまで行ったんだ

魔理沙字幕 147清盛が 本当にうまかったのは

魔理沙字幕 148ここからの一手だ

魔理沙字幕 149娘の徳子を 高倉天皇のもとへ

魔理沙字幕 150嫁がせたんだ

霊夢字幕 151えっ天皇家と 親戚になっちゃったの?

魔理沙字幕 152そして生まれた子が わずか3歳で即位する

魔理沙字幕 153清盛は天皇の祖父になった

霊夢字幕 154もう誰も 逆らえないじゃん…

魔理沙字幕 155一門から は大臣が何人も出て

魔理沙字幕 156全国の土地も次々に 手に入れた

魔理沙字幕 157平家物語によれば 知行国は30か国以上

霊夢字幕 158日本の半分近くが 平家のものだったって

霊夢字幕 159こと!?

魔理沙字幕 160そのとおりだ

魔理沙字幕 161ここが平家の絶頂だった

魔理沙字幕 162そして絶頂のときに すでに崩壊は始まっていた

霊夢字幕 163そもそも なんで天皇家が二つに

霊夢字幕 164割れちゃったの?

魔理沙字幕 165父である上皇と 子である天皇が

魔理沙字幕 166対立したからだ

魔理沙字幕 167さらに摂関家でも 兄と弟が跡目を争っていた

魔理沙字幕 168その二つの争いが 重なって

魔理沙字幕 169一気に火を噴いたんだ

霊夢字幕 170家族ゲンカが 戦争になっちゃったんだ

魔理沙字幕 171しかも清盛の家でも 親子や兄弟で陣営が

魔理沙字幕 172分かれている

霊夢字幕 173えっ、身内で殺し合うの! ?

魔理沙字幕 174この時代の争いは そういうものだった

魔理沙字幕 175敗れた崇徳上皇は讃岐 いまの香川県へ流された

魔理沙字幕 176そして二度と都へ 戻れないまま

魔理沙字幕 177その地で亡くなっている

霊夢字幕 178勝ち負けの差が重すぎる…

魔理沙字幕 179この戦いで 貴族たちはあることに

魔理沙字幕 180気づいてしまった

霊夢字幕 181何に気づいたの?

魔理沙字幕 182武士を動かせる者が政治を 動かせるということにだ

魔理沙字幕 183ここから 武士の時代が静かに

魔理沙字幕 184始まっていく

第3章 平家の本当の武器

魔理沙字幕 185ところで 平家の強さは戦の強さだと

魔理沙字幕 186思われがちだ

霊夢字幕 187平家が新しい時代の扉を 開けちゃったんだ

魔理沙字幕 188だが本当の武器は 刀ではなく金だった

霊夢字幕 189お金持ちだったのは 知ってるけど

霊夢字幕 190どこで稼いだの?

魔理沙字幕 191中国との貿易だ

魔理沙字幕 192当時の中国は宋という国で 日本とは

魔理沙字幕 193正式な国交がなかった

霊夢字幕 194国交がないのに 商売できたの?

魔理沙字幕 195民間の商人たちが 細々と船を出していたんだ

魔理沙字幕 196清盛はそこに目をつけて 国家ぐるみの事業に

魔理沙字幕 197引き上げた

霊夢字幕 198ベンチャーを 大企業にした感じだ

魔理沙字幕 199まず手をつけたのが港の 整備だった

魔理沙字幕 200いまの神戸港にあたる 大輪田泊を

魔理沙字幕 201私財を投じて 大改修したんだ

霊夢字幕 202自分のお金で港を 作ったの!?

魔理沙字幕 203さらに波を防ぐために 海の上に人工島まで築いた

霊夢字幕 204平安時代に人工島… スケールが違う

魔理沙字幕 205瀬戸内海の航路も整えて 海賊を押さえ込んだ

魔理沙字幕 206こうして 大型船が都の近くまで

魔理沙字幕 207入れるようになった

霊夢字幕 208物流を 押さえたってことだね

魔理沙字幕 209そのとおりだ

魔理沙字幕 210宋からは絹や陶磁器 書物や薬が運ばれてきた

魔理沙字幕 211日本からは金や硫黄 刀剣や漆器を送り出した

霊夢字幕 212けっこう本格的な 貿易じゃん

魔理沙字幕 213だが清盛の本当の狙いは 物ではなかった

霊夢字幕 214えっ、物じゃないの?

魔理沙字幕 215清盛が大量に 輸入したのは

魔理沙字幕 216宋銭という銅のコインだ

霊夢字幕 217お金そのものを 輸入したってこと!?

魔理沙字幕 218それまでの日本では 米や絹が通貨の

魔理沙字幕 219代わりだった

魔理沙字幕 220重いし腐るし 持ち運ぶだけで大変だった

霊夢字幕 221たしかに不便すぎる…

魔理沙字幕 222そこへ 軽くて腐らない宋銭が

魔理沙字幕 223大量に入ってきた

魔理沙字幕 224日本の経済は ここから

魔理沙字幕 225一気に貨幣中心へ動き出す

霊夢字幕 226えっ日本のお金の歴史を 変えちゃったの?

魔理沙字幕 227そうだ

魔理沙字幕 228清盛は商品ではなく 経済の土台そのものを

魔理沙字幕 229握ったんだ

霊夢字幕 230現代でいうと 決済システムを押さえた

霊夢字幕 231会社みたいだね

魔理沙字幕 232まさにそれだ

魔理沙字幕 233清盛は後白河法皇を福原に 招いて宋の商人と

魔理沙字幕 234会わせたこともある

霊夢字幕 235それって 当時はすごいことなの?

魔理沙字幕 236当時の貴族は 外国人と会うこと自体を

魔理沙字幕 237嫌っていた

魔理沙字幕 238清盛は その常識を平気で飛び

魔理沙字幕 239越えていったんだ

霊夢字幕 240時代を先取りしすぎだ…

魔理沙字幕 241ここまでは 文句なしの天才経営者だな

魔理沙字幕 242問題は 稼いだあとに何をしたかだ

魔理沙字幕 243ところで 平家が残した建物を

魔理沙字幕 244知っているか

霊夢字幕 245うーん、京都のお寺とか?

魔理沙字幕 246いちばん有名なのは 広島の厳島神社だ

霊夢字幕 247あの海に 浮かんでるやつ!?

魔理沙字幕 248いまの海に建つ社殿の形は 清盛が整えたものだと

魔理沙字幕 249伝わっている

霊夢字幕 250なんで海の上に建てたの?

魔理沙字幕 251島そのものが神様だと 考えられていて

魔理沙字幕 252地面を削れなかったからだ

霊夢字幕 253神様の体の上には 建てられないってことか

魔理沙字幕 254そして清盛は 瀬戸内の航路の安全をこの

魔理沙字幕 255神に祈った

魔理沙字幕 256貿易で生きる 一族にとって

魔理沙字幕 257海の守り神だったんだ

霊夢字幕 258信仰とビジネスが つながってるんだね

魔理沙字幕 259一門は豪華なお経も 納めている

魔理沙字幕 260金銀をちりばめたその 経典はいまも国宝として

魔理沙字幕 261残っている

霊夢字幕 262お金のかけ方がすごい…

魔理沙字幕 263平家はただ戦っていた 一族ではない

魔理沙字幕 264文化を残し、港を作り 経済を回した一族でも

魔理沙字幕 265あったんだ

霊夢字幕 266宋銭が広まって みんな喜んだの?

魔理沙字幕 267それが、そうでもなかった

魔理沙字幕 268急に銭が増えたことで 物の値段が乱れたんだ

霊夢字幕 269インフレみたいな感じ?

魔理沙字幕 270近いな

魔理沙字幕 271朝廷はこれを銭の病と 呼んで使用を

魔理沙字幕 272禁じようとしたこともある

霊夢字幕 273新しいものって やっぱり叩かれるんだ

魔理沙字幕 274だが流れは止まらなかった

魔理沙字幕 275便利なものは 禁じても必ず広がっていく

魔理沙字幕 276清盛が持ち込んだ銭は 鎌倉時代を通じて

魔理沙字幕 277使われ続けた

霊夢字幕 278滅びたあとも残ったんだね

魔理沙字幕 279平家が消えても 平家が作った

魔理沙字幕 280仕組みは残った

魔理沙字幕 281ここで 平家にいたもうひとりの

魔理沙字幕 282重要人物を紹介しよう

霊夢字幕 283清盛以外にもすごい 人がいたの?

魔理沙字幕 284清盛の長男、平重盛だ

魔理沙字幕 285重盛は温厚で筋を通す 人物として

魔理沙字幕 286貴族からも信頼されていた

霊夢字幕 287お父さんとは タイプが違うんだ

魔理沙字幕 288そして何度も 父の暴走に

魔理沙字幕 289ブレーキをかけている

魔理沙字幕 290清盛が後白河法皇を 力ずくで

魔理沙字幕 291押さえようとしたときも 重盛は止めた

霊夢字幕 292親に意見するって 相当勇気がいるよね

魔理沙字幕 293平家物語によれば 重盛はこう言ったと

魔理沙字幕 294伝わっている

魔理沙字幕 295それをなさるなら まず私の首を刎ねてから

魔理沙字幕 296にしてください

霊夢字幕 297そこまで言ったんだ…!

魔理沙字幕 298父への忠義と 主君への忠義の間で

魔理沙字幕 299板挟みになっていたんだ

霊夢字幕 300どっちも 選べないのはつらいね

魔理沙字幕 301その重盛が 1179年に病で

魔理沙字幕 302亡くなってしまう

霊夢字幕 303まだ清盛が 生きてるときに…

魔理沙字幕 304そのとおり 父より先に逝ってしまった

魔理沙字幕 305そして重盛の死から 数か月後

魔理沙字幕 306清盛は法皇を幽閉している

霊夢字幕 307止める人がいなくなった 途端に…

魔理沙字幕 308組織の暴走は 意見できる人間が

魔理沙字幕 309消えたときに始まる

霊夢字幕 310これ 現代の会社でも聞く話だ…

第4章 なぜ平家は嫌われたのか

魔理沙字幕 311ここからが 平家が転がり

魔理沙字幕 312落ちていく本題だ

魔理沙字幕 313清盛の一門は 政治のトップに立った

魔理沙字幕 314瞬間に武士であることをや めてしまった

霊夢字幕 315やめたって どういうこと?

魔理沙字幕 316京都に住み 貴族と同じ装束を着て

魔理沙字幕 317和歌や宴に明け 暮れるようになったんだ

霊夢字幕 318あー…現場を知らない 経営陣になっちゃった

霊夢字幕 319パターンだ

魔理沙字幕 320まさにそれだ

魔理沙字幕 321そして有名なあの一言が 飛び出す

魔理沙字幕 322平家にあらずんば 人にあらず

霊夢字幕 323うわ、言っちゃったよ…

魔理沙字幕 324ちなみにこれは清盛では なく

魔理沙字幕 325一門の平時忠が言ったと 伝わる言葉だ

魔理沙字幕 326だが一門全体の空気を これ以上なく表している

霊夢字幕 327調子に乗ってる感じが 伝わってくるね

魔理沙字幕 328問題は 態度だけではなかった

魔理沙字幕 329平家は全国の国の 長官職を

魔理沙字幕 330一門で次々に 押さえていった

霊夢字幕 331さっきの30か国の話だね

魔理沙字幕 332地方の武士から見れば 上に乗っかってくる人間が

魔理沙字幕 333増えただけだ

霊夢字幕 334それはイラッとするなあ

魔理沙字幕 335ここで当時の武士が本当に 欲しかったものを

魔理沙字幕 336考えてみよう

霊夢字幕 337うーん、お金? それとも地位?

魔理沙字幕 338どちらでもない

魔理沙字幕 339彼らが喉から 手が出るほど

魔理沙字幕 340欲しかったのは 自分の土地の権利を公に

魔理沙字幕 341認めてもらうことだった

霊夢字幕 342自分で開いた土地なのに 保証がなかったの?

魔理沙字幕 343そうだ 強い者が来れば簡単に

魔理沙字幕 344奪われる世界だった

魔理沙字幕 345だから武士たちは 土地を守ってくれる親分を

魔理沙字幕 346探していた

霊夢字幕 347それなら平家が 守ってあげればよかっ

霊夢字幕 348たのに

魔理沙字幕 349ところが平家は そこに手を出さなかった

魔理沙字幕 350清盛は貴族の世界で頂点に 立った人間だから

魔理沙字幕 351貴族のルールで 政治をしたんだ

霊夢字幕 352現場のニーズと やってることがズレてる…

魔理沙字幕 353そのズレが 全国に不満を溜め

魔理沙字幕 354込んでいった

魔理沙字幕 355さらに平家は 貴族たちから

魔理沙字幕 356も恨みを買い始める

霊夢字幕 357えっ 味方だったんじゃないの?

魔理沙字幕 358ポストを平家で 独占したからな

魔理沙字幕 3591177年には 平家を倒そうという

魔理沙字幕 360密談まで起きている

霊夢字幕 361バレたらどうなるの…?

魔理沙字幕 362当然バレて 関係者は流罪や

魔理沙字幕 363処刑になった

魔理沙字幕 364そして清盛は ついに後白河法皇と

魔理沙字幕 365全面衝突する

魔理沙字幕 3661179年 軍を率いて都を押さえ

魔理沙字幕 367法皇を 幽閉してしまったんだ

霊夢字幕 368上皇様を閉じ 込めちゃうなんて…

魔理沙字幕 369ここで平家は 完全に悪者になった

魔理沙字幕 370翌1180年 幽閉された法皇の子である

魔理沙字幕 371以仁王が動く

魔理沙字幕 372平家を討てという 命令書を

魔理沙字幕 373全国の源氏に送ったんだ

霊夢字幕 374全国の源氏が待ってた 合図だ…!

魔理沙字幕 375この挙兵自体はすぐに 鎮圧された

魔理沙字幕 376だが火種は全国に ばらまかれてしまった

魔理沙字幕 377さらに清盛は ここで信じられない

魔理沙字幕 378一手を打つ

霊夢字幕 379まだ何かやるの!?

魔理沙字幕 380都を京都から 福原へ移すと言い

魔理沙字幕 381出したんだ

霊夢字幕 382このタイミングで引っ 越し!?

魔理沙字幕 383港に近い福原なら 貿易の拠点として

魔理沙字幕 384都合がよかった

魔理沙字幕 385考え方としては 決して間違っていない

魔理沙字幕 386だが貴族も寺社も 誰ひとり納得しなかった

霊夢字幕 387考え方は悪くないのに タイミングが最悪だ

魔理沙字幕 388結局わずか半年で 都は京都へ戻された

霊夢字幕 389振り回された 人たちはたまらないね

魔理沙字幕 390こうして平家は 武士からも貴族から

魔理沙字幕 391も寺社からも嫌われた

魔理沙字幕 392絶頂からわずか数年で 味方がいなくなってい

魔理沙字幕 393たんだ

魔理沙字幕 394平家の支配には もうひとつ有名な話がある

霊夢字幕 395なんだか嫌な予感がする…

魔理沙字幕 396清盛は14歳から 16歳くらいの少年を

魔理沙字幕 397300人集めた

霊夢字幕 398子どもを300人も?

魔理沙字幕 399そろいの髪形と赤い装束を 着せて

魔理沙字幕 400都じゅうを歩かせたんだ

霊夢字幕 401見回りみたいなこと?

魔理沙字幕 402役目は 平家の悪口を言う人間を

魔理沙字幕 403見つけることだった

霊夢字幕 404えっ、密告させてたの!?

魔理沙字幕 405悪口を言った者は 捕らえられ

魔理沙字幕 406家財を没収されたと 伝わっている

霊夢字幕 407こわい… 街で何も言えなくなるね

魔理沙字幕 408都の人々は 平家の話題を

魔理沙字幕 409避けるようになった

魔理沙字幕 410ここで何が起きたか 分かるか

霊夢字幕 411うーん… みんな黙っちゃった?

魔理沙字幕 412そうだ悪い知らせが上に 届かなくなったんだ

霊夢字幕 413トップだけ現実を知らない 状態だ…

魔理沙字幕 414反発は消えたのではなく 見えないところで

魔理沙字幕 415溜まっていった

魔理沙字幕 416そして数年後 全国でいっせいに噴き

魔理沙字幕 417出すことになる

第5章 清盛の死と、迷走する二代目

魔理沙字幕 4181180年の夏 伊豆でひとりの男が立ち

魔理沙字幕 419上がった

霊夢字幕 420もしかして あのとき助けられた…

魔理沙字幕 421そうだ、源頼朝だ

魔理沙字幕 422助けられた少年は 20年かけて34歳の

魔理沙字幕 423男になっていた

霊夢字幕 42420年も伊豆にいたんだ…

魔理沙字幕 425最初の戦いで 頼朝はあっさり負けている

霊夢字幕 426えっ いきなり負けちゃうの?

魔理沙字幕 427山に逃げ込んで 木の洞に隠れて生き

魔理沙字幕 428延びたと伝わっている

魔理沙字幕 429だがここから頼朝は 平家にできなかったことを

魔理沙字幕 430やる

霊夢字幕 431平家にできなかったこと?

魔理沙字幕 432集まってきた武士たちに 土地の権利を認めると

魔理沙字幕 433約束したんだ

霊夢字幕 434さっき武士がいちばん 欲しがってたやつだ!

魔理沙字幕 435欲しいものを 欲しい人に

魔理沙字幕 436まっすぐ差し出した

魔理沙字幕 437すると関東の武士たちが 雪だるま式に集まってきた

霊夢字幕 438現場の ニーズをつかんだほうが

霊夢字幕 439勝つんだ…

魔理沙字幕 440そして同じ年の秋 平家と頼朝が

魔理沙字幕 441富士川でぶつかる

魔理沙字幕 442ところがこの戦い ほとんど

魔理沙字幕 443戦闘にならなかった

霊夢字幕 444どういうこと?

魔理沙字幕 445平家物語によれば 夜中に水鳥がいっせいに

魔理沙字幕 446飛び立った

魔理沙字幕 447その羽音を敵の大軍と 勘違いして

魔理沙字幕 448平家軍は逃げ 出してしまったんだ

霊夢字幕 449戦う前に 逃げちゃったの!?

魔理沙字幕 450もちろん話は盛られている 可能性がある

魔理沙字幕 451だが平家軍が 弱っていたのは確かだ

霊夢字幕 452なんでそんなに 弱くなっちゃったの?

魔理沙字幕 453現地で兵を 集められなくなってい

魔理沙字幕 454たからだ

魔理沙字幕 455土地を保証しない 親分のために

魔理沙字幕 456命をかける人間はいない

霊夢字幕 457現場に嫌われるって こういうことなんだ…

魔理沙字幕 458そして翌1181年 平家に決定的な

魔理沙字幕 459一撃が落ちる

霊夢字幕 460今度は何が起きたの?

魔理沙字幕 461清盛が 高熱を出して急死したんだ

霊夢字幕 462えっ まだ戦いの途中なのに!?

魔理沙字幕 463あまりの高熱に 水をかけると湯気が

魔理沙字幕 464上がったと伝わっている

魔理沙字幕 465死の間際 清盛はこう言い

魔理沙字幕 466残したという

魔理沙字幕 467自分の墓の前に 頼朝の首を懸けよ

霊夢字幕 468最後まで恨んでたんだ…

魔理沙字幕 469ここで平家は 絶対的なリーダーを失った

魔理沙字幕 470あとを継いだのは 三男の宗盛だった

霊夢字幕 471二代目、うまくやれたの?

魔理沙字幕 472残念ながら 父のような強引さも

魔理沙字幕 473発想もなかった

魔理沙字幕 474清盛の時代に 決まっていたことを

魔理沙字幕 475次々にひっくり 返してしまう

霊夢字幕 476現場はもっと混乱しそう…

魔理沙字幕 477さらに悪いことに この時期

魔理沙字幕 478西日本を大飢饉が襲った

魔理沙字幕 479都では 数えきれないほどの人が

魔理沙字幕 480亡くなったと 記録されている

霊夢字幕 481そんな状況で 戦なんてできないよね

魔理沙字幕 482そのとおりだ

魔理沙字幕 483平家の力の源は 西日本と瀬戸内の海だった

魔理沙字幕 484その西日本が まるごと

魔理沙字幕 485弱ってしまったんだ

霊夢字幕 486収入源が 止まったってことか…

魔理沙字幕 487そして1183年 北陸から

魔理沙字幕 488木曽義仲が攻め 上がってくる

魔理沙字幕 489倶利伽羅峠の戦いで 平家の大軍は壊滅した

霊夢字幕 490もう立て直せないね…

魔理沙字幕 491同じ年の夏 平家はついに都を捨てる

魔理沙字幕 492幼い安徳天皇と三種の 神器を連れて

魔理沙字幕 493西へ落ちていった

霊夢字幕 494天皇陛下まで 連れて行っちゃったの!?

魔理沙字幕 495自分たちが正統な政権だと 示すためだ

魔理沙字幕 496だが都を離れた瞬間 平家はただの敗残の

魔理沙字幕 497一団になった

霊夢字幕 498都に入った木曽義仲は そのまま天下を取ったの?

魔理沙字幕 499それがうまくいかなかった

魔理沙字幕 500都に入った義仲の 兵たちが

魔理沙字幕 501食料を奪って 回ってしまったんだ

霊夢字幕 502えっ 助けに来たんじゃないの!

霊夢字幕 503?

魔理沙字幕 504飢饉の直後で 都にも食べ物がなかった

魔理沙字幕 505兵を食わせる仕組みを 持っていなかったんだ

霊夢字幕 506勢いだけじゃ組織は 回らないんだね

魔理沙字幕 507都の人々の期待は 一気に失望へ変わった

魔理沙字幕 508さらに義仲は 後白河法皇とも

魔理沙字幕 509衝突してしまう

霊夢字幕 510平家と 同じことをしてない?

魔理沙字幕 511よく気づいたな まさに同じ構図だ

魔理沙字幕 512そこで法皇は 鎌倉の頼朝を頼った

魔理沙字幕 513頼朝は自分では動かず 弟たちを送り込んでいる

霊夢字幕 514あれ 頼朝は戦いに行かないの?

魔理沙字幕 515頼朝は鎌倉に残って 武士たちをまとめる仕事に

魔理沙字幕 516専念した

霊夢字幕 517現場は任せて 仕組みを作る側に

霊夢字幕 518回ったんだ

魔理沙字幕 519ここが清盛との 決定的な違いだ

魔理沙字幕 520そして1184年の初め 義仲は討たれた

霊夢字幕 521源氏同士で潰し 合っちゃったんだ…

魔理沙字幕 522こうして義経が 平家の前に

魔理沙字幕 523立ちふさがることになる

第6章 最後の一年

魔理沙字幕 524ここから最後の一年 平家の滅亡まで

魔理沙字幕 525を一気に見ていこう

魔理沙字幕 526都を追われた平家は 西国で勢いを取り

魔理沙字幕 527戻しつつあった

霊夢字幕 528海の上なら平家が 強いんだったね

魔理沙字幕 529そのとおり 瀬戸内の海は平家の庭だ

魔理沙字幕 5301184年 平家は一ノ谷に陣を構えた

魔理沙字幕 531背後は切り立った崖 前は海という天然の要塞だ

霊夢字幕 532これなら 攻められないじゃん

魔理沙字幕 533ところが源氏には 常識の外から来る男がいた

霊夢字幕 534もしかして…

魔理沙字幕 535源義経だ

魔理沙字幕 536義経は少数の兵を率いて 崖の上に立った

魔理沙字幕 537そして そのまま崖を駆け下りたと

魔理沙字幕 538伝わっている

霊夢字幕 539崖を馬で下りたの!?

魔理沙字幕 540背後から 攻められた平家は

魔理沙字幕 541大混乱に陥った

魔理沙字幕 542この戦いで 一門の多くが命を落とした

魔理沙字幕 543なかには まだ16歳の若武者もいた

霊夢字幕 54416歳…

魔理沙字幕 545討ち取った源氏の武士は その顔を見て自分の息子を

魔理沙字幕 546思い出したという

魔理沙字幕 547この一件がきっかけで 出家したと伝わっている

霊夢字幕 548勝ったほうも 苦しいんだね…

魔理沙字幕 549翌1185年の2月 源氏は屋島へ攻め込む

魔理沙字幕 550ここでも義経は 嵐の海を少数で渡るという

魔理沙字幕 551賭けに出た

霊夢字幕 552無茶ばっかりする人だ…

魔理沙字幕 553この戦いで生まれたのが 扇の的の話だ

霊夢字幕 554聞いたことある!

魔理沙字幕 555平家の船が 竿の先に扇を掲げて

魔理沙字幕 556挑発してきた

魔理沙字幕 557それを那須与一が 馬上から

魔理沙字幕 558一矢で射抜いたと 語られている

霊夢字幕 559揺れる船の的を 射抜くなんてすごすぎる

魔理沙字幕 560ただしこれも軍記物に 書かれた話だ

魔理沙字幕 561どこまでが史実かは はっきりしていない

霊夢字幕 562面白い話ほど 気をつけないとね

魔理沙字幕 563そして1185年3月 最後の決戦を迎える

魔理沙字幕 564舞台は関門海峡 いまの山口県と福岡県の

魔理沙字幕 565間の海だ

魔理沙字幕 566ここは潮の流れが速く 時間によって向きが変わる

魔理沙字幕 567難所だった

霊夢字幕 568海を知ってる平家のほうが 有利そう

魔理沙字幕 569実際序盤は平家が源氏を 押していた

魔理沙字幕 570だが途中から 戦況がひっくり返る

霊夢字幕 571何があったの?

魔理沙字幕 572ひとつは 味方だったはずの水軍が

魔理沙字幕 573源氏側に寝返ったことだ

霊夢字幕 574ここでも 人が離れていくんだ…

魔理沙字幕 575もうひとつが 平家物語に書かれている

魔理沙字幕 576有名な場面だ

魔理沙字幕 577義経が 船をあやつる船頭たちを

魔理沙字幕 578狙って射させたという

霊夢字幕 579えっ 戦えない人を狙ったの!?

魔理沙字幕 580当時船頭を射るのは 卑怯とされていたと

魔理沙字幕 581言われている

魔理沙字幕 582ただし この話も軍記物の記述で

魔理沙字幕 583史実かどうかは説が 分かれる

霊夢字幕 584そこはちゃんと分けて 考えないとだね

魔理沙字幕 585いずれにせよ 船の自由を失った平家は

魔理沙字幕 586潮に流されていった

魔理沙字幕 587そして、最期のときが来る

魔理沙字幕 588清盛の妻は 8歳の安徳天皇を

魔理沙字幕 589抱き上げた

霊夢字幕 590まだ8歳…

魔理沙字幕 591どこへ行くのかと尋ねた 幼い天皇に

魔理沙字幕 592こう答えたと伝わっている

魔理沙字幕 593波の下にも都がございます

霊夢字幕 594…

魔理沙字幕 595そして二人は 海へ身を投げた

魔理沙字幕 596一門の多くも あとに続いた

魔理沙字幕 597こうして 日本の頂点に立った平家は

魔理沙字幕 598海の底へ消えた

霊夢字幕 599あんなに強かったのに こんな終わり方なんだ…

魔理沙字幕 600このとき 三種の神器のうち宝剣も

魔理沙字幕 601海に沈んだ

霊夢字幕 602見つからなかったの?

魔理沙字幕 603いくら探しても見つから ず、ついに戻らなかったと

魔理沙字幕 604伝わっている

霊夢字幕 605国の宝 がなくなっちゃったんだ…

魔理沙字幕 606二代目の宗盛は海に 入ったが

魔理沙字幕 607助け上げられて 捕らえられた

魔理沙字幕 608そして鎌倉へ 送られたのち

魔理沙字幕 609処刑されている

魔理沙字幕 610清盛が亡くなってから わずか4年のことだった

霊夢字幕 6114年で 全部なくなっちゃった

霊夢字幕 612んだ…

霊夢字幕 613これで義経は英雄だよね

魔理沙字幕 614ところが ここから

魔理沙字幕 615が不思議な話になる

霊夢字幕 616えっ、勝ったのに?

魔理沙字幕 617平家を滅ぼした義経は 兄の頼朝に鎌倉へ

魔理沙字幕 618入ることを許されなかった

霊夢字幕 619そんな!功労者なのに!?

魔理沙字幕 620理由はいくつもあると 言われている

魔理沙字幕 621朝廷から 勝手に官職を受けたこと

魔理沙字幕 622独断で戦を進めたこと

霊夢字幕 623でも戦には勝ったんだよ?

魔理沙字幕 624頼朝が 作ろうとしていたのは

魔理沙字幕 625武士が武士の決まりで動く 仕組みだ

魔理沙字幕 626そこを個人の手柄で飛び 越えられると

魔理沙字幕 627仕組みそのものが壊れる

霊夢字幕 628ルールを守らせるほうが 大事だったんだ…

魔理沙字幕 629こうして兄弟は決裂し 義経は追われる身になる

魔理沙字幕 630平家を倒した英雄の最期は 驚くほどあっけない

霊夢字幕 631結局壇ノ浦で平家が負けた 一番の理由は何だったの?

魔理沙字幕 632昔は 潮の流れが変わったから

魔理沙字幕 633だと説明されることが 多かった

魔理沙字幕 634だが近年は その見方は

魔理沙字幕 635見直されつつある

霊夢字幕 636えっ、そうなんだ

魔理沙字幕 637そもそも兵の数で源氏が 大きく上回っていた

魔理沙字幕 638そして戦いの最中に 味方だった水軍が寝返った

魔理沙字幕 639つまり 負けた最大の理由は人が

魔理沙字幕 640離れたことだ

霊夢字幕 641最初から ずっと同じ話だね…

魔理沙字幕 642そのとおり 平家は最後まで

魔理沙字幕 643同じ理由で負け続けた

霊夢字幕 644ところで 平家の人たちは

霊夢字幕 645全員いなくなっちゃっ たの?

魔理沙字幕 646いや 落ち延びた人々の伝説が

魔理沙字幕 647全国に残っている

魔理沙字幕 648山奥の集落に 平家の子孫だと伝わる

魔理沙字幕 649土地がいくつもあるんだ

霊夢字幕 650そんなに広く逃げたんだ

魔理沙字幕 651また壇ノ浦の近くには 平家を祀る神社がある

魔理沙字幕 652幼くして海に沈んだ天皇も そこに祀られている

霊夢字幕 653ちゃんと弔われてるんだね

魔理沙字幕 654耳なし芳一の話も この場所が舞台だと

魔理沙字幕 655言われている

霊夢字幕 656あの怖い話!?

魔理沙字幕 657滅びた一族の物語は 形を変えて語り

魔理沙字幕 658継がれてきたんだ

魔理沙字幕 659ところで ここまで

魔理沙字幕 660何度も平家物語という 言葉を使ってきた

霊夢字幕 661そういえば あれって何なの?

魔理沙字幕 662平家の滅亡を描いた 鎌倉時代の物語だ

魔理沙字幕 663作者ははっきり 分かっていない

霊夢字幕 664本として読まれてたの?

魔理沙字幕 665いやもともとは 琵琶法師が語り

魔理沙字幕 666聞かせるものだった

霊夢字幕 667耳で聞く物語なんだ

魔理沙字幕 668だから文章に リズムがあって

魔理沙字幕 669声に出すと気持ちがいい

魔理沙字幕 670冒頭の一節は 聞いたことがあるはずだ

魔理沙字幕 671祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

霊夢字幕 672あっ学校で習ったやつだ!

魔理沙字幕 673どんなに栄えた者も必ず 衰える、という意味だ

魔理沙字幕 674おごれる人も久しからず とも続く

霊夢字幕 675まさに平家のことを 言ってるね

魔理沙字幕 676そのとおり この物語は平家の滅亡を

魔理沙字幕 677見てから書かれている

魔理沙字幕 678だから面白い場面が 多いぶん

魔理沙字幕 679脚色も入っていると 考えたほうがいい

霊夢字幕 680今日の話でも 何度かそう言ってたね

魔理沙字幕 681歴史を語るときは どこまでが記録でどこから

魔理沙字幕 682が物語かを分けておく

魔理沙字幕 683それだけで 話の信頼度はぐっと上がる

霊夢字幕 684勉強になるなあ

まとめ・エンディング

魔理沙字幕 685さて、最初の問いに戻ろう

魔理沙字幕 686平家を滅ぼした 信じられないポカとは

魔理沙字幕 687何だったのか

霊夢字幕 688戦に負けたこと じゃないんだよね?

魔理沙字幕 689違う

魔理沙字幕 690平家のポカは 金と地位を取って現場の

魔理沙字幕 691武士を手放したことだ

霊夢字幕 692土地の保証をしなかった 話だね

魔理沙字幕 693そのとおりだ

魔理沙字幕 694清盛は貿易で国の経済を 変えるほどの天才だった

魔理沙字幕 695だが頂点に立った瞬間 貴族の世界で

魔理沙字幕 696生きることを選んだ

霊夢字幕 697そこは 本当にすごいところだよね

魔理沙字幕 698その結果 自分たちを支えていた

魔理沙字幕 699武士との距離が 開いていった

霊夢字幕 700稼ぐのは上手でも 人の心は別なんだ

魔理沙字幕 701一方の頼朝は 戦の天才ではなかった

魔理沙字幕 702だが武士が何を 欲しがっているかだけは

魔理沙字幕 703正確に分かっていた

魔理沙字幕 704欲しいものを渡した側に 人は集まる

霊夢字幕 705シンプルだけど いちばん難しいやつだ

魔理沙字幕 706今日の話から 持ち帰れることは

魔理沙字幕 7073つある

魔理沙字幕 708ひとつ絶頂のときに崩壊は 始まっている

魔理沙字幕 709ふたつ 止める人がいなくなった

魔理沙字幕 710組織は暴走する

霊夢字幕 7113つ、聞かせて!

魔理沙字幕 712みっつ現場が欲しいものを 渡さない組織からは

魔理沙字幕 713人が離れる

霊夢字幕 714平安時代の話なのに 全部いまの話に聞こえる…

魔理沙字幕 715人が集まる理由も 離れる理由も

魔理沙字幕 716800年前から 変わっていない

霊夢字幕 717だから歴史って 面白いんだね

魔理沙字幕 718だが本当に怖いのは ここから先の話だ

霊夢字幕 719えっ、まだ続きがあるの?

魔理沙字幕 720平家を倒した源頼朝にも 恐ろしい悲劇が待っていた

魔理沙字幕 721あれだけの勝利を収めた 一族がわずか3代で

魔理沙字幕 722絶えてしまうんだ

霊夢字幕 723えっ勝ったほうが先に 終わっちゃうの!?

魔理沙字幕 724しかも その原因を作ったのは

魔理沙字幕 725頼朝自身だった

魔理沙字幕 726勝者となった 源氏がどうなったのか

魔理沙字幕 727それはまた次の 動画で話そう

霊夢字幕 728絶対見なきゃ!

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